2015年7月30日木曜日

全粒粉100%にこだわる理由

なぜ全粒粉100%にこだわるのか?
良く聞かれます。

出発点は花村育彦ボディーデザイントレーナーから食育指導です。
当時会社員で、結婚を機に共働き、大人二人の生活習慣を見直す時期に来ていました。もともと体を動かす事が好きなので、健康対策は運動から。小さい時から趣味だった水泳をもっと効果的に日常生活に取り入れようと思い、花村トレーナーにフォームの改善指導をお願いしました。心拍数を上げない、リラクゼーションが目的の純粋に泳ぐ事を楽しむ泳法は、2泳法とかツービートと呼ばれています。とても優雅な泳法です。

クロール、平、背泳ぎ、バタフライ全てツービートで、レッスンを進めていただく中、夫の腰痛の相談になりました。夫は水泳はたしなむ程度なので、『陸上で、夫の腰痛改善の体操でも、指導いただけますか?』とお願いしたら、『いいですよ、でも、まず座学からはいります。ご家庭で実践してもらいたいので、奥さんも一緒にどうぞ。』 と快諾頂いたけど、え?ジムで座学??

花村トレーナー、水泳指導だけでなく、ボディーデザイントレーナーとしてもご活躍中。

ボディーデザインとは?
無理なダイエット・筋肉トレーニングのみを行うのではなく、栄養管理も含めて運動・美容などによって、筋肉隆々といった不自然な体ではなく、自然で美しい体を造ること。(wikipediaより引用)です。

そんなご自身のポリシーは、健康の基本は食事から。だから食育に一番時間をかけるため、スポーツジムで座学、というちょっと珍しい光景になるわけです。10回近くに及ぶセッションをすごく簡単にまとめると、伝統的な日本食がやはり一番健康的で、それが何故か?という事を理論的に教えていただきます。そして、現代の私たちの食生活をどうやって昔のように近づけるか、何を気をつければいいかのKnow Howを学びます。その中で、特に私たちの食生活で一番改善しなきゃいけなかったのは、血糖値をゆるやかにコントロールする食事を採ること。
例えば、精製したお米やパンは血糖値があがり、それを下げるために内臓に負荷がかかります。だから、玄米&雑穀米がベター。パン食中心だった我が家もご飯、和食中心の献立に切り替えました。でもパンは大好きで絶対にやめられないから、せめて全粒粉のパンを食べるように改善。

ただ、、、全粒粉100%のパンってなかなか売ってないのよね。それなら自分でつくろう!というのがきっかけです。自分と家族の健康を維持するために素材を選んで作ったパン、それがカノエのナチュラルパン工房の原点です。

その頃は、まさかパン屋さんをオープンするとは全く思っていませんでした。きっかけって面白いですね。花村トレーナーにはいろんな意味で感謝です。

ちょうど昨日アップされた花村ボディーデザイントレーナーのコラムをご紹介させていただきますね。もっと知りたい、と言う方には本も出版されています。














花村トレーナーに直接指導を受けてみたい~、という方は掛川にあるボディデザインスタジオ 「リセット」 へどうぞ!

カノエも水泳の復習に掛川に、また行きたいわ♪

P.S.
ツービート泳法の本(Kindle)もあります ^^

“水泳”を習わなくても本当は誰でも泳げる~心拍数が上がらない楽な泳ぎ方で水泳を生涯スポーツにする方法

水泳で一番簡単なのはバタフライ うがいができればバタフライはできるんです




2015年7月22日水曜日

良くかんで食べてね♪

HPの写真撮影用や試作用に大量にパンを焼成し、自分では食べ切れないので友人にもらってもらいました。翌日写真が届きました。



で、ふと思ったんだけど。。貨幣がなくて、物々交換していた時代って、みんな自分軸がしっかりあって、でも調和のとれた社会だったのではないかしら?

焼成した大量のパンは、私にとっては撮影が終わった時点で役目が終わり。商品じゃないので、お届け先はないし、自分たちでも食べ切れない。でも食べ物としての価値を見出してくれるお友達がいるわけじゃない? 私も喜んで差し上げる。

私:  『茶色いけど大丈夫だった? 』 
友人: 『むむ、いつもと違うぞ、って感じで見てたけど、その後パクパク食べたよ。吐き出さないで全部食べたってことは、OKってことだよ~。』

何の気なしに、写真を送ってくれたんだと思うけど、子供に食べさせたい、って思ってくれた気持ちが、自信にもなるし、実際たべてくれたんだなぁ~、とすごく嬉しい。

開業準備中の今は、まだお客さんと触れあっていないのでこういうフィードバックは私には価値のあるもので、貨幣価値とは別の次元にあるのです。

ちょっと話が飛躍しちゃったけど、大昔は物々交換でうまぁ~く世の中回ってたんだろうなぁ、と思い、それに近い体験ができてほっこりしました。

全粒粉はきめがつまってるから、よくかんで食べてね♪ 

P.S.
友人の努力をきちんとお伝えするために、写真に注釈をつけますが、赤ちゃんの後ろのビールはパパのです。ママはノンアルコールワインで授乳中!



2015年7月21日火曜日

ふっくら全粒粉の秘訣 ~小麦の営農企画さんに会ってきました~

小麦の収穫の時期が近づいています。小麦を直接仕入れさせていただいている、営農企画の今城専務にお会いしてきました。

旭川比布町の営農企画さんの小麦畑。この景色日本じゃないみたい~。


これは植物オンリーの原料で堆肥を作るため、オガコを寝かせている場所。きのこのオガコが主な材料なので、よく見ると小さいきのこが生えています。タカが堆肥の山を行き来しています。きのこを食べるのかしら??





今城さんは40代で農家にキャリアチェンジされたそうです。きっかけは?とお尋ねしたところ、これからは本物の食が大切になる時代、やるからには人が真似できない規模でとことんやりたい、とおっしゃってました。出る杭はうたれるから、打たれない高さまで出ればいいのさ、というお話から並々ならぬ苦労もあったのだろうな、と推測いたします。

製粉もご自身でされます。もちろん有機の工程認証をうけた製粉工場です。

外のもみ殻をうすくむいてから細かく製粉したのが営農企画の全粒粉。全粒100%でもふっくら焼けるパンの秘密はここにもあります。お忙しい中いつもひと手間かけていただいて感謝です


ご夕食までご馳走になり、新店舗や工場も案内いただき大変勉強になりました。
最後に『おいしいパンを作ってください!』と応援いただきました。はい、がんばります!

営農企画さんも今後、更なるチャレンジに進まれていきます。自社の有機大豆のあんこの直販や、直営のパン屋さんの拡大。ピップルというパン屋さんです。この夏、旭川市街の中心部にある、ガラス張りの素敵な店舗に移転します。

移転までは 旭川市旭神3条5丁目2−4 に店舗があります

末長いお取り引きができますように。私も励みたいと思います。



2015年7月20日月曜日

リュスティック Rustic

フランスにいた頃、リュスティックはなんでこんなに高いんだろう、と思っていました。切りっぱなしの素朴パンなのに。。。
実際リュスティックパンを習ってわかりました。水分量が多いので扱いに気を遣うのと、出来上がりまでの工程時間が他のパンと違うので工夫が必要。

上記の理由で、メニューには正式には入れてないのですが、できればオープンまで試作を重ねてメニューに加えたいな。シンプルに美味しい。

今日のブランチ、Rustic&Ratatouille

ルスティック&ラタトゥーユ

昨日はこのえ先生のパン教室。最後のお教室は私の2大好きメニューのクロワッサンとルスティックの復習をしました!!

相変わらず、お料理教室かパン教室かわからない豪華な昼食。

先生は、来月お引っ越しされる山口の岩国で、”種と土ベーカリー” をオープンされます。カフェも併設される計画。毎日行きたい!


最後までお世話になったせめてものお礼に、プレゼントをお渡ししました。エコな何かがいいなぁと思い、私自身が愛用している、”海へ” を贈りました。海洋タンカーの重油流出から海をきれいにするために研究された洗濯洗剤です。ほぼ完全に生物分解されるから、罪悪感ゼロでお洗濯できます。そしてお洗濯の度に香るラベンダーが素敵。

このえ先生、本当にお世話になりました。ラベンダーの香りがしたら、カノエの事を思い出して下さいね。 

としんみりするも、、、遊びに行く計画で盛り上がっている私たち生徒でした! きっと直ぐ会いに行っちゃうんだらろうな♪


2015年7月19日日曜日

パンの撮影

7月17日にアップされたHP。準備で一番大変だったのは写真撮影でした。でも強力なサポートが泊りがけで佐野に来てくれたのです。♪

このえ先生とフォトグラファーのみのり。

パンのこのえ先生は8月に山口に移住されるのですが、その直前までお世話になっています。ありがたい限りです。
そして、フォトグラファーのみのりは、かれこれ25年来の友人。最初の出会いはリオンの語学学校。あの頃二人とも大学生。それぞれカナダと日本の大学からフランス語の勉強の為にリオンの語学学校に2ヶ月いた時のクラスメート。短い時間だったけど、細~く長~く縁が続いています。
まさか25年後にこんな形でコラボができるなんて、出会った時には夢にも思わなかったわ。



パンを撮影した後は、自宅近所の友人や、そのご家族が試食に来てくれました。

ヨガのインストラクターさん&娘さん
中央の黒いドレスシャツはマッサージセラピストさん







 








賑やかな撮影会&試食会となりました♪



~そしてこちらは番外編~

           セラピストさんのご両親&パン工房の改装工を引き受けて下さった大工の棟梁                偶然にも昔からのお知り合いだそうです(驚)


庭の木に虫が付いているのを発見。


きれいに剪定して下さいました!
お越しいただき、なんとお庭の手入れまで(笑)。
ありがとうございました。
 

2015年7月17日金曜日

Team Work

昨日デルを退職しました。4年4ヶ月よいチームメイトに恵まれ、有意義な経験をさせていただきました。感謝でいっぱいです。もともとパン屋さんを始めるきっかけもそこ。

我ながらデルのカルチャーにはFitしていたと思うし、アサインされたプロジェクトにも恵まれていました。なによりチームがよかった。だけど、夫が栃木に転勤になってしまい、、、栃木の通勤圏内で、しかもデルのような職場に恵まれるだろうか? (そもそもずっと外資系で働いてきたので、同じような文化の企業が栃木近郊にあるのかしら?)
就職活動にワクワクしないら、発想の転換をしてみよう、というのがきっかけ。なぜパン屋か? それはまた別の機会にお話しすることにして、今日はデルの思い出を書き留めておこうと思います。

4年4カ月の集大成となった、GM Award/President Award. 
一重にチームの結束力のお陰です。


チームメートたちから送られたプレゼント。魔女の宅急便の主人公Kikiがパン屋で修業をするのにちなんで、
パンのモチーフ。これ、立体パズルになっていて組み立てるんだけど、結構むずい。(汗)
完成しました!

このプレゼントもさ、いろいろ考えて選んでたと思うんだ。(粋なIdeaではないですか。嬉しかったです。一生懸命選んでくれた過程も、おもいが伝わります。)

いい出会いでした。人のご縁って大切だなぁとつくづく実感しました。チームがよければ、辛い仕事のでも、楽になるんだよね。みんな、それぞれがんばっているんだ、私も自分の責任を精一杯を果たそう、って思う頃にはつらさを感じてない。

みんな素晴らしいし個性があって、それを生かしてチームとして一つの事を達成するプロジェクトをいくつも経験させてもらいました。みんな、ありがとう。これからもよろしくね。

これからは、パン屋さんという新たなチャレンジ、出会いに向かって進みます。キキが魔法の修業の旅にでたように、私もパン屋さんへの旅に行ってまいります。