2016年5月31日火曜日

円空ノ書法 ~呼吸の書道~

パン工房の開店準備の間暫くお休みをしていた書道教室通いを再開しました。
月、1~2回ですが川崎まで、通常泊りで通っています。

その間メールを頂いたお客様には、返信がおくれてしまいすみません。
また、カノエカレンダー上、製造・発送日が不定期でご不便をおかけして申し訳ないです
ただ、事前におっしゃっていただければ、なるべく対応させて頂きますので、遠慮なくご連絡下さい。記念日等は ”その日”が大事ですものね。

お習字を習い始めたきっかけは、簡単に言うと、佐野の生活にむけて心構え、かな
夫の栃木赴任が決まって、単身赴任で合意しましたが、いずれ私が会社を辞めて栃木に行く心の準備始めていました。佐野で、The Japanの生活を始めるんだぁ♪ と想像した時、何か日本文化を学びたい気持ちになったのです。お茶、お花、香道、いろいろ候補がありましたが、書道を選びました。そして偶然にも、とてもユニークな思想を持った書道教室が、自宅から歩いて3分の所にあったのです。今思うとすごい巡り合わせです。

日本藝術書道院では、お手本通り書く事はあまり指導されません。模倣より、自分の呼吸で書く事を重視します。息を吐くときに墨を運び、息を吸う時に筆を中に戻します。その、ひと筆ひと筆が球体の延長線上にあるという考え、書道とは半紙の上に自分の小宇宙を表現する事、なのです。だから自分の呼吸で書くことが大切。


故受川宗央総院長の授業風景です。向かって左は生徒の右手、向かって右の腕時計は宗央先生の左手。墨を運んでいる時も、中を移動する時も、ひと筆ひと筆ゆっくりと動いています。ヨガや、ピラティスも呼吸と動きが連動しますよね、同じように、呼吸と書が一体になっている感じです。

日本藝術書道院の教育方針、素晴らしいと思いました


これは内谷朱邑院長の書。今年の7月にフランス、パリ開催されるJapan Expo, Wabi-Sabi 2016年に出品予定の作品です。

来月書芸展も開催されます。これは日本です。(笑)


 
開催場所は、JR川崎駅から歩いて2~3分の駅ビル、”リパーク” 3Fです。6月21日~26日まで。会場はどなたでも出入り自由です。ご興味のある方は是非足を運んでみて下さい。

そういえば、、、去年の書芸展は、会社のチームミーティングで宣伝したのを思い出しました。確か、私の退職の挨拶の前にお時間頂いた記憶が…。 あれから一年。振り返ると、なんとか前進してこれたように思います。自分も頑張った。そして、たくさんの人に様々な形で協力してもらいました。

パンも書道も向き合う度に発見があります。何時か慣れる時がくるのかなぁと思うのだけど、書の先生も、パンの師匠も、それぞれ、『○○の経験が自信に繋がる』、と、未だにおっしゃっています。何十年も経験を積まれても、そんな出来事があるんですね。継続すれば、するだけ、次の景色がみえてくるのでしょうか。だから私も続けていきたいと思うのです。




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