2015年5月12日火曜日

~調身 調息 調心~  宇治 萬福寺の説法

宇治最終日は黄檗宗萬福寺でヨガでした。 

この法堂という場所は禅修行をする時のお部屋です。ヨガも通じるとこがあるので、、、、と萬福寺のご厚意により、特別に使わせていただけたそうです。和尚様の説法に聞き入ってしまいました。

萬福寺は禅宗のお寺。禅を通じて”無我”を目指すのだそうです。我のない状態とは? 例えば、和尚様が座禅を組むと、、、まず、床のタイルの境目が見えなくなるそうです。そして暫くすると色の認識がなくなり、更には床、つまり下、上、空間の認識がなくなっていくそうです。五感をシャットアウトする、脳が五感の情報を気にしなくなる状態を無我の境地、と言っているそうです。(かなり解りやすく咀嚼して下さっていると思います)
きっと、五感の先に、感じられるものがあるのですね。昨年出会った生き方セミナー、ベルナスのいずみさんがよく言っています。世の中の物全てが波動でできているって。物も感情も…。”もの”を五感(観念)ではなくて、エネルギーとして感じてみよう、とも。

                
 偶然にもこの旅行中に選んだ本はEckhart Tolle のA New Earth。
エゴ(我)をいかに手放すか、が書かれた本。何冊もお借りしている 本の中から、何故か手にとっていた。シンクロしている。
そして、和尚様のおっしゃるには、ヨガも禅も共通点がある、だから法堂でヨガを行うのも布教の一つと考えるそうです。

共通点とは:調身 調息 調心。

まず、体を整えて、つまり長時間同じ姿勢を取るので疲れないように、リラックスできるポーズを整える。(写真には写ってませんが、法堂の左右は一段上がっていて、その上に座布団が二枚づつ並べてあります。座布団を一枚は折っておしりの下に敷いて、高さを作り楽に胡坐を組むように、との配慮だそうです。)





調身とはリラックスできる姿勢を作る事。

調身ができたら次は調息。呼吸を整える。リラックスするために腹式呼吸をゆっくりと行います。
ひと~つ~~~、ふた~つ~~~。。。みっつ~~~と、”ひと”で吸って、”つ”ではく。はく方が長い呼吸です。

調身、調息その二つがそろって、最後に心が整う、それが調心。
無我の境地へ、、、と進みます。

お寺でヨガなんて面白い企画!と思って宇治まで来ましたが、予想以上にとても奥の深い体験となりました。

PS.
写真中央はリンゲンさん。バリから来日イベントの一環でヨガ指導をして下さいました。
お顔正面の許可は頂いてます ^^

0 件のコメント:

コメントを投稿